「英語ができないとニュージーランドで仕事は見つからない」そう思っていませんか?
実は私も、ほとんど英語が話せない状態でニュージーランドのワーキングホリデーに挑戦しました。
最初は不安でいっぱいでしたが、最終的にはファームでの仕事を見つけることができました。
今回は、英語力に自信がない方でも仕事を見つけられる方法をお伝えします。
ニュージーランドで仕事探しに苦戦している人、英語力がなくて応募することを躊躇している人に少しでも参考になり、背中を押すことができたら幸いです。
英語力ほぼゼロでニュージーランドへ
私の英語力は恥ずかしい限りですが、簡単な挨拶と中一レベルの会話程度しかできませんでした。
過去にワーホリに言っていた人達が、英語ができなくてもなんとかなるという言葉を鵜呑みにしてニュージーランドワーホリをスタートしました。
入国して早速、言葉の壁にぶつかりました。
全くネイティブの英語が聞き取れず、言いたいことも口から出ない。
次第に自信がなくなり、仕事探しどころじゃないと思ってしまいました。
お金もそこまで余裕はなかったので、働かないと生活ができなくなり帰国してしまう恐れもあったので、とりあえず仕事探しを始めることにしました。
オンラインでの仕事探しは想像以上に厳しかった
最初に試したのは、多くのワーホリが利用するFacebookの求人グループやバックパッカーボードでした。
毎日のように求人情報をチェックし、「英語ができなくてもOK」や「英語力が必要ない求人」があれば片っ端から応募しました。
しかし、現実は甘くありませんでした。
応募しても返信が来ない日々が続きます。
たまに返信があっても、募集は締め切ったという短いメッセージ。
英語力のなさもあり、自分をアピールするカバーレターも満足に書けませんでした。
私が入国した4月は、ニュージーランドでは冬に向かう季節。
農業関係の仕事が減り始める時期で、求人数自体が少なく、オンラインでの仕事探しに限界を感じ始めていました。
仕事が見つかった経緯
仕事先を探しながらながらロードトリップをしている中、ニュージーランドでワーホリ中の友人に会いました。
すると友人の働いているファームやその周辺のオーチャードでも募集が出そうとのことでオーナーに繋げてもらいました。
メッセージで仕事を探していることを伝えたが、その時は人員整理しているところで仕事があれば連絡するとのことだった。
あまり期待はしていなかったがオンラインで応募していた時より少し手応えはありそうな気がしました。
2週間ほど連絡が来なく諦めかけていた時に、ポジションが空いたので来週から来れますか?と返事が来ました。
その頃には、収穫は終わっていたが、ファームジョブは選定作業や農場のメンテナンスなど人手はたくさんは必要なくても1年を通して仕事はあり、そのポジションに私も入れてもらいました。
人脈の力を実感した瞬間
この経験でニュージーランドに限らずワーキングホリデーでの仕事探しは人脈はとても大事と痛感しました。
オンラインでは数百人のライバルと競争しなければなりませんが、人からの紹介なら、その競争を避けることができます。
特に英語力に不安がある場合、履歴書やカバーレターで自分をアピールするのは困難です。しかし、知人からの「この人なら大丈夫」という一言は、どんな完璧な履歴書よりも強力でした。
ニュージーランドにワーホリに来ていた他の友人にも聞いてもらいましたが、今は募集してないけど空きが出たら教えるなど前向きな回答ももらっていたのでオンラインで探すより人脈を使った方が仕事は得やすいと実感しました。
実際に、一緒に働いていた他の日本人もまた人の紹介で働いていました。
一度働き始めると情報の質が変わる
実際に働き始めて気づいたのは、ネットでは得られない生の情報の価値でした。
インターネット上の求人情報は、多くの人が見ているため競争が激しく、条件も限られています。
しかし、職場での口コミ情報は違います。
- 近くの農場で募集し始めた
- ワーホリ仲間から前の職場の情報
- 地元の人からの情報
ネットにはない情報がワーホリ仲間からたくさん得ることができました。
雇う側も信頼できる人を雇いたいので、募集をかける前に周囲の人に仕事を探している人がいるか聞いたりしているそうです。
英語力は後からついてくる
ファームでの仕事は確かに体力的にはきつかったですが、英語環境で働くことで、少しずつコミュニケーション能力が向上しました。
最初は身振り手振りでしか意思疎通できませんでしたが、毎日同じメンバーと働くうちに、お互いを理解し合えるようになりました。
完璧な英語を話せなくても、一生懸命働く姿勢や人柄は伝わります。
言語の壁は思っているほど高くないことを実感しました。
これからワーホリに挑戦する方へのアドバイス
1. 英語力に自信がなくても、まず行動を起こす
「英語ができるようになってから」と考えていては、いつまでも挑戦できません。
現地で実際に使いながら覚える英語の方が、机上の学習よりもはるかに実用的で身につきやすいです。
勇気を出して、まず一歩を踏み出してみてください。
2. 人脈作りを最優先にする
バックパッカーホステル、語学学校、日本人コミュニティなど、積極的に人との出会いを求めましょう。同じワーホリメーカーや現地在住の日本人との繋がりが、思わぬ仕事の機会をもたらしてくれます。シャイになっている場合ではありません。
3. オンラインと人脈、両方を活用する
ネットでの仕事探しも続けながら、人脈づくりにも力を入れる。
この二本柱で進めることで、チャンスを逃すことがありません。
4. 最初の仕事は踏み台と考える
理想の仕事でなくても、まずは働き始めることが重要です。
一度職場に入れば、次の仕事につながる情報や人脈が自然と広がっていきます。
まとめ
英語力がほぼない状態でも、ニュージーランドで仕事を見つけることは可能です。
大切なのは、完璧を求めすぎず、まず行動を起こすこと。
そして、人との繋がりを大切にすることです。
私は運が良く、何名かの友人がニュージーランドに来ていたこともあり人脈を使うことができました。
人脈がない場合でも、ゲストハウスや日本人コミュニティなど知り合える場所はたくさんあるので積極的に話してみましょう。
ニュージーランドでの仕事の出会い方はタイミングがとても大事だと思いました。
諦めずに行動していれば仕事に辿り着けるはずです。
私の経験が、これからワーホリに挑戦する方の背中を押せれば嬉しいです。
言語の壁は確かに存在しますが、それを乗り越えた時の達成感と成長は何物にも代えがたい財産になります。
勇気を出して、素晴らしいニュージーランドワーホリライフを始めてみてください!