自力で氷河を歩けるブルースター氷河トレッキング【ニュージーランド】

氷河の上を歩きたくてブルースター氷河をトレッキングしてきました。
かなりハードな道のりでしたが、今までで見た景色で一番の絶景と念願の氷河トレッキングをすることができたので紹介します。

ニュージーランドには、タスマン氷河やフランツ・ジョセフ氷河など氷河トレッキングできる場所がいくつかありますが、ヘリコプターを使って氷河まで行くツアーが一般的です。
ヘリコプターを使うのでツアー料金も高額になり10万円を超えます。

氷河トレッキングは普通の登山よりかなり危険で、アイゼンやピッケルなど必要な装備も増えてくるので高額でもツアーを使うのをおすすめしますが、ブルースター氷河はヘリコプターを使わずにトレッキングで氷河の上を歩くことができます。

前回、9月にブルースターハットまで行き、雪で足止めをくらい引き返したので今回はそのリベンジになります。

登山日2026年1月18日〜19日
エリアニュージーランド/ウェストコースト
天気晴天
ジャンルテント1泊
目次

ブルースター氷河までのトラック情報

名称:Brewster Hut /Mt Aspiring National Park
ルート:Fantail Falls Brewster Hut Brewster Glacier
コースタイム:8h〜12h
Fantail Falls Brewster Hut:2時間半〜3時間
Brewster Hut Brewster Glacier:1時間半〜2時間
距離(往復):約14km
標高差:1500m
難易度:上級
駐車場:無料
トイレ:Brewster Hut

川の渡渉があり、8割以上急な登り道の過酷な登山になります。
ブルースターハットまではトラックがありますが、ハットからブルースターグレイシャーまではケルンを頼りに岩場を進むエキサイティングな道のりです。

日帰りでも可能ですが、かなり体力を消耗するのでテント泊かブルースターハットに1泊することをおすすめします。

夏場になるとFantail Falls駐車場は満車状態になりやすいです。

Fantail Falls からBrewster Hutまで

Fantail Falls 駐車場
Brewster Hut Track登山口

Brewster Hut Trackの登山口はFantail Falls駐車場からになります。
夏のハイシーズンにはたくさんの登山者が訪れるので駐車場は満車になることが多いです。

私もここの駐車場に止めることができなかったので通りの路肩スペースに駐車しました。
テント泊だったので一晩止めて大丈夫か不安でしたが特に問題はありませんでした。

ハースト川渡渉

駐車場からすぐ川に出て、早速の難関でブルースター名物と言ってもいいハースト川渡渉。
夏のニュージーランドでも川の水は凍えるほどの冷たさです。

基本浅瀬ですが、川の真ん中の方は膝くらいまで水に浸かります。
雨の後など増水時は無理はしないでください。
川を渡り切ったら、本格的な登山道になるのでしっかりと登山口に履き替えてから登りましょう。

ここからは、傾斜の急な森の中をひたすら登っていきます。
駐車場からBrewster Hutまで距離は3kmもないが、標高差は1000mもあるので登りかなりハードでした。

登山道は、木の根っこの上を歩いたり、岩場など足場もあまり良くありません。
道幅も狭いところが多く、同じ景色が続くのでオレンジ色のケルンを見落とさないように一歩一歩慎重登りましょう。

登山道に大きい木が倒れている場所もあります。
ここは横から入り、木の下を潜って進みます。

この倒木を過ぎたら15分ほどで樹林帯の道は終わり、稜線になるので景色も見え始めます。
ちなみに、Brewster Hutまでは40〜50分かかります。

樹林帯を抜けて稜線へ。
傾斜も比較的穏やかになり、風も当たるのでとても気持ちが良かったです。

Mt Brewsterが現れました。
これまでの疲れが吹き飛ぶほどの圧巻の景色。
荒々しい岩肌と青空と氷河のコントラストが美しい!

稜線はまだ続きますが、道幅も狭いので絶景に気を取られ過ぎないように登ってくださいね。

Brewster Hut

登山開始から約3時間で最初の目的地のBrewster Hutに到着。
絶景に馴染む赤い小屋が可愛らしいです。
本来はハットに泊まろうと思ってましたが、ベッドが12台と限られており、1月と2月は全て満室だったのでテント泊にすることにしました。
ハットの近くにトイレもあり、水場もあるので休憩には最適です。

Brewster Hutからの景色は360度のパノラマ絶景が広がり、ブルースター山とブルースター氷河を望めます。
次の目的地は写真でも見えているブルースター氷河の麓まで向かいます。

Brewster HutからBrewster Glacierまでの道のり

Brewster Trackはブルースターハットまでで終わりです。
氷河までの道は石で積み重ねられたケルンを頼りに登っていきます。
開けた道なのでケルンを見落とすと、どう進んだらいいかわからなくなり、歩きにくい危険な道を進むことになります。

ハットは過ぎたら上記の看板の方に進むと道があります。

再び登ります。
ブルースターハットからブルースター氷河までは標高差が約350mで距離は約4kmあります。

ブルースターハットがこんなにも小さくなりました。

傾斜がかなり急な岩場をトラバースします。
浮石に注意しながら上部からの落石と滑落にも十分注意しなければなりません。

絶景が続くので景色に目を取られ時々ケルンを見落としてしまいました。
ケルンを見つけるとホッと一安心します。

だんだんブルースター氷河に近づいてきて、氷河の下部まで見えてきました。

絶景ポイントに到着。
Mt.Brewsterの景色といったらこれです。

荒々しい岩肌のブルースター山と氷河にコバルトブルーの湖!?が1枚の写真におさまります。
今回の目的地は、写真の右側に見えるアーチ状の氷河のあるところです。

ここから標高を下げて湖のほうに向かいます。
さらに岩がゴツゴツして傾斜が急な道になるので油断せずに進みましょう。

せっかくなので記念写真。
ジャケ写確定です!

写真でも見えていたアーチ状の氷河の場所に到着。
1時間半くらいで着くと思いましたが、ブルースターハットから2時間半くらいかかりました。

氷河の下に川が流れてトンネルみたいになっています。
氷河のトンネルの中に入ろうと思いましたが、氷河が溶けて流れ込んでいる水なのでキンキンに冷たく結構深さもありここで断念。

氷河のトンネルの脇に入れそうなアイスケーブがあったので入って見ます。
夏のニュージーランドですが、この中は冷蔵庫の中にいるような冷んやりしていました。

Brewster Glacierに着いた時間が夜の20:30。
夏のニュージーランドは日が長いので登山するには最高な気候です。

ちょうど、氷河の近くに石で囲まれたテントスペースがあったのでそこにテントを張らせていただいて1日目終了。

夏のニュージーと言えど、間近に氷河ある場所なので夜は0度近くなり寒かったです。
寝ている間に何回か氷河が崩れ落ちる轟音で目が覚めました。
日本で体験することのできない貴重な体験です。

2日目Brewster Glacier探索

翌日も快晴だったので氷河のトンネルの上部を少し登りたいと思います。
前日も少しだけ氷河を歩きましたが、気温が少し高く氷河が緩んでいて少し危険だったので気温の上がる前の早朝に表が歩きをします。

アイゼンは必須です。

氷河部分は雪上と違って氷の色が青く輝いています。
一歩一歩慎重に歩きます。

クレバスの周りはより慎重に。
深い亀裂はより氷河が青く見えます。

アイスケーブがあったので入ってみました。

幻想的な空間です。
ツアーを使わずに来れる氷河は世界でも数少ないでしょう。
とても貴重な体験です。

アイスケーブ内でも記念写真。
長い時間をかけて作り上げた自然が形成した景色に感動です。

Mt .Brewsterまとめ

日帰りでもブルースターグレイシャーまで行くことも可能ですが体力と時間を要するため日帰りで行く場合は早めに出発してください。

Brewster Hutから先は、自分でルートファインディングする能力も必要になります。

今回はハットの予約が取れなかったのでテント泊しましたが、荷物が増えるのが嫌ならブルースターハットに宿泊してブルースターグレイシャーを目指すのが無難です。
ハットに荷物も置いて最小限の荷物で氷河まで行くことができますが、ブルースターハットは人気の山小屋なのですぐに予約が埋まるので早めに予約しないといけません。

ニュージーランドには、ミルフォードサウンドやアオラキマウントクックなど知名度抜群な観光地がありますが、ブルースター山もそれに負けない絶景です!
過酷な登山になりますが行く価値は十分にあります。

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