絶景の宝庫、石垣島で一番の絶景スポットの野底岳(以下、マーペー)を紹介します。
野底岳は通称”マーペー”と呼ばれており、標高282mの小さい山なので、わずか15分の登山で石垣島のすべてを1枚の写真おさめることができます。
石垣島で山の上から海を眺めて見てはいかがでしょうか?
普段は見ることのできない絶景と映え写真が撮れること間違いなしです!
野底マーペーまでの行き方と駐車場
Google Maps | 【野底岳(のそこだけ)】または【マーペー】と検索 |
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駐車場 | あり(無料) |
トイレ | なし |

石垣島北部を車で走っていると、とんがった山を見たことがある人もいるかと思います。
この山が野底岳(マーペー)です。
標高282mですが、石垣島では2番目に高い山なので意外と目立ちます。


石垣島市街地から北上し、県道390号沿いに進み、伊野田海岸を過ぎたら上の矢印のところを左折します。
そのまま進むと山道になるので3kmほど道なりに進んでください。


道沿い進むと開けた場所があるのでそこに駐車して、その先にマーペーの登山口があります。
山頂までの標高282mですが、登山口の標高は200mあるので標高差はわずか80mほどです。
なぜ野底岳はマーペーと呼ばれているか
実は、このマーペーには悲しい物語がありました。
1700年代、黒島にマーペーと言う女性とカニムイと言う青年が暮らしてました。
2人は恋人同士でしたが、人口の増えすぎた黒島の村民400人がまだ未開の地だった石垣島や西表島に強制移住させられました。
マーペーも石垣島の野底集落に強制移住させられ、カニムイは黒島に残されてしまい、2人は離れ離れになってしまいました。
マーペーはカニムイを思い続け、いつか再会できることを信じて一生懸命働き続けます。
しかし、一度移された村民が戻ることは王府が許すことはなく、せめてカニムイの住む黒島を見ようと野底岳に登りました。
野底岳を登ったマーペーでしたが、山頂からは石垣島で一番高い於茂登岳があるため黒島を見ることができず悲しみあまり、祈るように石になってしまいました。
住民は石となったマーペーを哀れみ、野底岳を【マーペー】と呼ぶようになりました。
マーペーの名称は山頂にある岩のことだったんですね。
15分の登山で石垣島NO1の絶景の野底岳(マーペー)山頂へ


山頂まで15分と言って油断は禁物。
マーペーの登山道は少しだけ整備されていますが、道が狭く、急な道のりなので気を付けて登ってください。
さらに、粘土質の道なので滑りやすく、雨が降ったあとは危ないので2,3日晴れたときに登るのがおすすめです
迷いそうな箇所にはピンクテープがついており、滑りやすい斜度が急なところにはロープも設置してあるので初心者でも全然登ることができます。
登山中は景色を見ることはできませんが、亜熱帯の中を歩けます。

草むらからガザガザと音がしたので覗いてみると、セマルハコガメがいました。
他にもトカゲがいたり、運が良い時はカンムリワシの姿も見ることができます。

山頂付近に大きな岩が出てきました。
この岩をよじ登ったらマーペー山頂です。
左側に道がありますので安心してください。




マーペー山頂からの景色は絶景。
360°のパノラマ風景で石垣島を一望することができます。
青い空・青い海・石垣島の山々を1枚の写真におさめることができます!
岩の上に立って写真を撮ればかなりいい1枚になること間違いなしです!!

別日に夕日を見に行った時の写真です。
マーペーは360°のひらけているので朝日も夕日も見ることができます。
薄くらい中の登山になりますが、みなさんも行ってみてはいかがでしょうか?