フィリピンのブスアンガ島(コロン島)という島に野生のジュゴンが生息しており、ツアーに申し込んでジュゴンと一緒に泳ぐことができます。
絶滅危惧種のジュゴンと一緒に泳げるなんて、海獣好きなら行くしかありません。
ただ、ジュゴンウォッチングの情報がなさすぎて情報収集と予約から現地に向かうまでなかなかハードルが高かったのでこの記事を参考にしていただけたらと思います。
今回お世話になった「Dugong Dive center」は、エル・リオ・イ・マールというリゾートホテルの敷地内にあります。
リゾートに泊まらなくてもジュゴンウォッチングツアーは参加できます。
ただし、「Dugong Dive center」がある場所は、ボートでしか行くことができないので、ツアーのみ参加の場合は自力で指定された集合場所まで行く必要があります。
ちなみに私は、エル・リオ・イ・マールには高すぎて泊まれなかったので、街中にあるゲストハウスから約1時間レンタルバイクで集合場所まで向かいました。
ジュゴンウォッチングツアーによって遭遇率が変わる!?
今回利用した「Dugong Dive center」は、ジュゴンの保護活動を行っており、いくつかあるジュゴンツアーのなかで一番遭遇率が高いと言われております。
「Dugong Dive center」での遭遇率が90%、他のショップだとなんと遭遇率が50%にも満たないそうです。
なぜこんなに遭遇率が変わってくるとかというと、ジュゴンは絶滅寄付種にもなっている貴重な生物なうえ、ジュゴンの生態的に集団で生活しないそうです。
なので、ジュゴンが生息している場所でも見つけることが難しいのです。
しかし、「Dugong Dive center」ではジュゴンの保護活動を行なっている、ジュゴンウォッチングの大元と言える存在です。
せっかくジュゴンに会いにブスアンガ島まで行くのだったら、絶対に見たかったので少しで確率を上げるために「Dugong Dive center」を利用しました。
「Dugong Dive center」の予約について
①「Dugong Dive center」ウェブサイトで予約リクエスト送信します。
ただ、ここで注意が必要で、予約日の数日前に海にでれるか判断するため、この時点では予約確定にはなりません。
最終的な予約確定は、現地スタッフとのメールでのやり取り後になります。
- 滞在期間が長い方が海にでれる確率が上がる
- 英語が話せなくてもツアーに参加できる
- 料金について
- ブスアンガ島市街からの集合場所について
- 催行人数4人からでツアー開催
メールのやり取りで確認したことが上記になります。
最初は、ジュゴンツアーに本当に参加できるか不安でしたが、メールのやり取りする中でだいぶ心配事が解消されました。
少しでもジュゴンの遭遇率を上げるにブスアンガ島の滞在期間や日程に余裕を持っておくことをおすすめします。
私は、セブ島に2週間滞在していた最中にメールのやり取りを行なっており、天気予報も確認しながら万全な日に合わせてブスアンガ島に入りました。
「Dugong Dive center」の集合場所について
- エル・リオ・イ・マール
- リバーハウス
- サンドキャッスルズ パラワン
上記に宿泊している場合は、宿泊先から「Dugong Dive center」まで送迎があります。
私は、ブスアンガ島市街のゲストハウスに泊まっていたので下記の集合場所まで自力で向かいました。
座標:12.178034546390139, 120.09465888542078
ブスアンガ市街地から車で1時間ほどの距離にあり、朝も早いのでお金に余裕があるなら指定された宿泊先に泊まるのが無難です。
6:30に指定された桟橋に集合だったので私は5時前にはに宿泊先を出発し、薄暗い未舗装の道も通りながらレンタルバイクで向かいました。


指定された場所の近くには東屋とジュゴンダイビングセンターの看板があり、待っていると船で迎えにきてくれました。


船でしか行くことのできない、ジュゴンダイビングセンターのあるエル・リオ・イ・マールに到着しました。

エル・リオ・イ・マールリゾート内にジュゴンダイビングセンターがあるので受付と支払いをします。
ドイツ人のオーナーが運営しており、英語が話せない私でも気さくに対応してくださいました。
エル・リオ・イ・マールに宿泊している人は7時に集合で、他のダイバーと合流して出港。
ジュゴンウォッチング

ジュゴンが生息しているエリアはブスアンガ島の最北にあるので船で2時間ほど移動します。
「え、そんなに移動するの?」と思いましたがこれでもマシな方らしいです。
私がジュゴンツアーに参加した時は、私を含めて5人だったので船も快適に過ごせました。
船内ではバスタオル1枚とコーヒーの提供がありました。
移動中の船内でブリーフィングをし、ジュゴンウォッチングの注意事項などの説明を受けます。
ワクワクの中、ジュゴンポイントに到着。
ジュゴンポイントは1チーム15分と決まっており、順番を待ちます。
自分たちの番になりエントリー。
ジュゴンポリスが先にジュゴンを探します。

すると、「ジュゴン」と教えてくれました。
海底でもぐもぐとエサを食べています。

私はシュノーケルだったので水面で待機していたため、海底にいるジュゴンはあまり見えませんでしたが、潜水してOKとのことで近くまで潜りました。
水深は6〜10mくらいだったので近寄ることができました。

少し待っていると海面に上がってきてくれました。
ジュゴンは哺乳類なので肺で呼吸するために水面に浮上して息継ぎをします。
この時は、3分〜4分に1回海面上がってきたので何度も間近で見ることができました。
あっという間に私たちの出番は終わってしまいましたが、わざわざ来た甲斐がありました。
この後、違うポイントもシュノーケルしましたが、ウミガメが見れたくらいでした。
ジュゴンウォッチングはあっという間でしたが、貴重な経験をすることができ満足です。