屋久島のトレッキングで一番人気と言われている白谷雲水峡。
もののけ姫の舞台となったと言われており、屋久島に来たことがある人はほぼ全員が訪れている場所ではないでしょうか?
白谷雲水峡が人気な理由は、屋久杉や苔むすの森など屋久島らしい風景を見ることができ、バスでのアクセスが可能なので気軽に訪れることができます。
さらに、トレッキングルートが長い屋久島のなかで白谷雲水峡は比較的歩行距離が短いのも人気の理由です。
白谷雲水峡にはいくつかのトレッキングルートがありますが、一番人気の「太鼓岩往復コース」を紹介します。
登山ルート | 白谷雲水峡入口 | 苔むす森 太鼓岩
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エリア | 屋久島 |
ジャンル | 日帰り |
標準時間 | 約4時間 |
歩行距離 | 5.6km |
標高差 | 400m |
レベル | 初心者 |
白谷雲水峡太鼓岩コースタイム
行き
白谷雲水峡入口 (8:30) 白谷小屋 (9:30) 苔むすの森 (9:40) 辻峠 (10:30) 太鼓岩(10:50)
帰り
太鼓岩(11:00) 辻峠 苔むすの森 (12:10) 白谷小屋(12:30) 白谷雲水峡入口(13:30)
屋久島らしい新緑の中を進み、樹齢何千年の屋久杉やもののけ姫の舞台になった苔むすの森を経由して太鼓岩を目指すルートです。
整備された登山道ですが、辻峠から太鼓岩までは傾斜の急な滑りやすい道になり、一方通行になるので辻峠からは登山ルートの注意が必要です。
白谷雲水峡登山口情報
所在地 | 鹿児島県熊毛郡屋久島町宮之浦 |
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アクセス | 宮之浦から車で約22分(約10km) バス停「白谷雲水峡」 宮之浦から約35分(560円) |
駐車場 | 無料(50台ほど) |
トイレ | 白谷雲水峡入口、白谷小屋 |
備考 | 入場の際、1人/500円協力金をお願いしています。 |


白谷雲水峡の入口はバス停や駐車場のすぐそばにあります。
登山口には、トイレや休憩スペースなどあるのでここで準備します。
駐車場は50台ほど停めることができますが、屋久島を代表する人気観光地なのでハイシーズンには混雑します。早めに到着することをおすすめします。
万が一満車の場合は係員がいるので指示に従ってください。
管理棟で協力金1人500円支払い登山スタート!
白谷雲水峡〜太鼓岩までの登山道


登山序盤は、とても整備されている白谷川沿いを進んでいきます。
マイナスイオンを浴びながらの道のりです。


スタートして15分ほど進むと、整備された道から登山道らしい道になります。
木の根っこの上や岩場も出現します。
この辺から徐々に傾斜が出てきます。

30分ほど登ると想像していた屋久島らしい幻想的な世界が広がります。
この先から屋久島らしい光景が続きます。


続々と杉の木が登場!
くぐり杉は文字通りですが、くぐって通過します。
鹿の宿は写真ではわかりにくいですが、中に入れるほどの大きさです。
この先に白谷小屋があり、休憩所があります。
この先、太鼓岩まではトイレがないのでここで済ませてから行きましょう。

白谷雲水峡は、間近で屋久杉を何個もみることができます。
ちなみに、縄文杉は遠くからしか見ることができないので大きな屋久杉を見たい人は白谷雲水峡がおすすめです。
写真1枚で収めることができないくらいの大きさです。
屋久島に生えている杉と屋久杉の違いは、樹齢1000年以上のものが屋久杉と呼ばれています。

白谷雲水峡と言えば苔むすの森。
私がいったときは雨からの晴れだったので、苔についた水滴が陽の光に反射して幻想的な世界が広がっていました。
屋久杉も苔むすの森も見れたのでここで引き返してもいいかなと思いましたが、晴れて太鼓岩からの景色も見れそうなので太鼓岩まで目指します。


苔むすの森を通過しても屋久島らしい苔の中を歩くことができます。
普段の登山なら樹林帯の道がずっと続くと飽きてしまいますが、全く飽きることはあしませんでした。
しかし、次第に体力も削られ始めました。

辻峠に到着。
太鼓岩までは300mの距離ですがこれまで登ってきた道とは比べものにならないくらい傾斜が急になるので少しでも辻峠で休憩をとりましょう。
この先、太鼓岩までは傾斜が急なうえ道幅も狭くなります。
太鼓岩から写真を撮る人で並んでいるのでゆっくり休憩するスペースがありません。

太鼓岩からは、屋久島で2番めに高い永田岳や、縄文杉の登山道でもある安房川の姿もみることができます。
雨の多い屋久島なので、なかなか太鼓岩からの景色はみることができないらしいのでラッキーでした。
ちなみに、このあと雲が流れてきて一気に霧がかった景色でした。
景色が見えているうちに写真に収めましょう!!

ちなみに太鼓岩と名前がついている理由は、この岩を叩くと太鼓のような音がするからです。
帰りのルートは辻峠までは、下山用の一方通行になります。
道幅が狭く、傾斜が急な下り道なので滑らないように慎重に下山してください。
辻峠からは来た道をそのまま戻って白谷雲水峡入口まで戻りました。