ニュージーランドで初心者でも挑戦できるおすすめの絶景トレッキングコース6選

私はニュージランドワーキングホリデー期間中に、オークランド(北島)から南島のクイーンズタウンまでロードトリップしながらたくさんのトレッキングをしてきました。

ニュージーランドは、世界中のトレッカーが憧れる「トレッキングの聖地」です。
雄大な山岳地帯、神秘的な火山や氷河地形、エメラルドグリーンに輝くビーチ沿いのコースまで、その多様な自然景観はほかでは味わえない感動を与えてくれました。

ニュージランドでたくさんのトレッキングをしてきた中で、初心者でも登れる絶景トレッキングコースを紹介します。
ただし、「初心者向け」とはいえ、しっかりとしたトレッキングを楽しめる本格的なルートばかり。
なかには急な登り坂や長時間の歩行が必要なコースもあり、体力的にハードな場面も少なくありません。
事前の体力づくりや準備をしっかり整えたうえで、ニュージーランドの大自然に飛び込んでみましょう。

目次

ニュージーランドと日本のトレッキングの違い

まずはニュージーランドのトレッキングに挑戦する前に、日本とニュージーランドトレッキングの特徴や考え方の違いを知っておくことが大切です。

整備レベルの違い

日本の登山道は比較的整備が行き届いており、山小屋や売店が充実しているコースも多くあります。
一方、ニュージーランドのトレイルは「自然をそのまま楽しむ」スタイルが基本。
道標や補給ポイントが少ないコースも多く、日本より難易度が高いトレッキングコースが多いです。

登山の考え方の違い

日本の登山は山頂を目指す「ピーク重視」のスタイルが主流。
一方ニュージーランドは、山頂にこだわらず整備されたトラックを歩き、景色や自然との一体感を楽しむ文化が根付いています。
目的地よりも道のりを味わうのが大きな違いです。

天候の変わりやすさ

ニュージーランド、特に南島は天候の変化が非常に激しく、晴れていたと思ったら突然嵐になることも珍しくありません。
また、山の麓は晴れているのに山頂は雲がかかってて何も景色が見えないこともよくあります。
日本以上に防寒・防水対策が重要です。

野生動物と自然保護の意識

ニュージーランドは固有の生態系を守るため、外来種の持ち込みに非常に厳しいルールがあります。
食べ物の管理や靴底の泥落としなど、自然保護のマナーをしっかり守ることが求められます。

DOC(自然保護省)の管理体制

ニュージーランドのトレイルの多くは国の機関「DOC(Department of Conservation)」が管理しており、コース情報や安全情報はDOCのウェブサイトで事前確認できます。
人気コースではシーズン中に予約が必要な場合もあるため、事前リサーチが欠かせません。

1. トンガリロ・アルパイン・クロッシング(Tongariro Alpine Crossing)

トンガリロ・アルパイン・クロッシング

体力度
おすすめ度
歩行距離:約19.4km
標高差:約760m
所要時間:6〜8時間

ニュージーランドで最も人気の日帰りトレッキングとして世界中から登山者が訪れる「トンガリロ・アルパイン・クロッシング」。
北島中央部に位置するトンガリロ国立公園は、ニュージーランド最初の国立公園であり、自然遺産と文化遺産の両方に登録されたユネスコ世界複合遺産でもあります。
マオリの人々にとっても神聖な地であり、その歴史的・文化的背景も深いコースです。

歩行距離は長めだが、トラックは整備されており初心者でも走破可能なのでニュージーランド北島を観光するなら絶対に欠かせないスポットです。

マンガテポポ登山口(スタート地点)
トンガリロ・アルパイン・クロッシングゴール地点
ケテタヒ駐車場(ゴール地点)

トンガリロ・アルパイン・クロッシングのスタート地点はマンガテポポ登山口(Mangatepopo Car Park、標高約1,120m)です。
このトラックは一方通行のため、スタートとゴール(ケテタヒ駐車場)が異なります。
車でゴール地点のケテタヒ駐車場に駐車しておき、シャトルバスでスタート地点へ移動するのが一般的な方法です。

シーズン中(10月〜4月)はDOCへの入山予約も必要となっていますので、事前にウェブサイトで確認してください。

トンガリロ・アルパイン・クロッシングは序盤から絶景続きで、ニュージーランドの富士山とも呼ばれるナウルホエ山を見ながらのトレッキングになります。
スタートから1時間ほどはなだらかな道が続き、ウォームアップに最適です。
その後、マンガテポポ谷を抜けると徐々に斜面がきつくなり、「デビルス・ステアケース(Devil’s Staircase)」と呼ばれる急な登り坂が現れます。
ここが最初の難関で、息を切らせながら一歩一歩標高を稼いでいきます。

ナウルホエ山
サウスクレーターとナウルホエ山

急坂を登り切ると広大なサウス・クレーターに到達。
まるで別の惑星に降り立ったような、茶褐色の火山性地形が広がります。

トンガリロ・アルパイン・クロッシング
レッドクレーター

さらに進むとコース最高地点(標高約1,868m)レッドクレーターに到着します。
硫黄の臭いが漂い、噴煙が立ち上る迫力ある火口を間近に感じながら歩きます。

最高地点を過ぎると、目の前にコースのハイライトである「エメラルド・レイクス」が出現します。
ここが最高の撮影スポットです。

火山ガスや地熱鉱物を含む水が鮮やかなエメラルドグリーンに輝き、その神秘的な美しさは多くのトレッカーを感動させます。
この後に続くブルーレイクを過ぎると、タソック草原を抜けながら徐々に標高を下げ、最後は原生林の中を歩いてゴール地点のケテタヒへと到着します。

  • 活火山地帯を通過するため、噴火警報が発令されている場合は入山禁止となります。
    事前に火山情報を必ず確認しましょう。
  • 天候の変化も激しく、晴れていても稜線では強風や急な冷え込みに見舞われることがあります。
  • コース上に補給ポイントはないので水は2リットル以上、食料も十分に用意してください。

2. ポウアカイ・ターン(Pouakai Tarn)

ポウアカイターン

体力度
おすすめ度
歩行距離:約12.5km(往復)
標高差:約770m
所要時間:4〜6時間

北島タラナキ地方に位置するポウアカイ・ターンは、ニュージーランドのSNS映えスポットとして近年急速に注目を集めているトレッキングコースです。
「ターン」とは高山湖のことで、澄んだ水面にニュージーランドの富士山とも呼ばれるタラナキ山(別名エグモント山、標高2,518m)が美しく映り込む「逆さ富士」を見れる絶景ポイント。

このトレイルはタラナキ山に登るのではなく、タラナキ山を見れるポウアカイターン(池)までのルートです。

スタート地点はマンゴレイ・ロード(Mangorei Road)の末端にある駐車場(標高約520m)です。
ニュープリマスの市街地から車で約20〜25分とアクセスが良く、トレイルヘッドには無料の大型駐車場とトイレも完備されています。
登山口の標識は明確で、マンゴレイ・トラックを歩いてポウアカイ・ハットを経由し、さらに15分ほど進んだ場所にポウアカイターンがあります。

トレイルのほぼ全区間にわたって木製のボードウォーク(木道)が整備されており、足元が安定しているため歩きやすいのが特徴です。
スタートから深い原生林の中を登っていきます。

標高675m付近でポウアカイ・ハットに到着。
ここには16人収容のハットがあり、DOCへの事前予約で宿泊が可能です。

ハットを超えたら目の前にタラナキ山現れます。
ここからは開けた道でタラナキ山を見ながら15分ほど歩いてポウアカイ・ターンへ向かいます。

ポウアカイターン

ポウアカイターンに到着すると、風がなく天気のいい日には水面にタラナキ山の逆さ映りを見ることができます。
この絶景を写真に収めようと早朝から多くのトレッカーが訪れるため、混雑を避けるには夜明け前後を狙うのがおすすめです。
帰路はポウアカイ・ハットを経由して同じルートを戻ります。

  • エグモント国立公園は天候の変化が非常に激しく、晴れていても急に強風や霧に包まれることがあります。防寒着とレインウェアは必携です。
  • ターンの周辺は湿地帯で、ルートから外れると環境へのダメージになるため、必ずボードウォーク上を歩くようにしましょう。
  • タラナキ山の反射が見られるのは、無風で晴れた天気のいい日のみ。
    訪問前にMetServiceなどで天気予報を細かく確認することを強くおすすめします。

3. アベル・タスマン・コースト・トラック(Abel Tasman Coast Track)

体力度
おすすめ度
歩行距離:全長約54.4km(日帰りセクション利用可)
標高差:比較的なだらか(最大200m程度)
所要時間:1日〜5日間

南島北部のネルソン地方に位置するアベル・タスマン国立公園は、ニュージーランド最小の国立公園でありながら、その圧倒的な美しさから年間を通じて多くの観光客が訪れる人気エリアです。
アベル・タスマン・コースト・トラックは、「グレートウォーク(Great Walks)」と呼ばれるニュージーランドを代表する9つのトレッキングルートのひとつに数えられており、全長約54kmを3〜5日間かけて歩く多日程コースですが、歩きたい区間だけ歩くことも可能です。

トレッキングというと山の中を歩くのをイメージするかと思いますが、アベル・タスマン・コースト・トラックは、美しい海沿いを歩くトラックになります。

アベルタスマン北側の起点となるマラハウ(Marahau)は、モトゥエカから車で約20分、またはネルソンから約1時間の距離にあります。
南側の起点はワイヌイ(Wainui Bay)です。

全行程を歩かない場合でも、各セクションへは水上タクシー(ウォータータクシー)を利用してアクセスできます。
水上タクシーはマラハウやカリテリテリなど複数の拠点から出発しており、好きなビーチで乗り降りして自分だけのカスタムルートを組むことが可能です。
また、美しい海をカヤックをレンタルして巡ることもできます。
これがアベル・タスマンの最大の魅力のひとつといえるでしょう。

コース全体を通じて、コバルトブルーの海とターコイズグリーンの入り江、黄金色の砂浜、そして緑豊かな原生林が交互に現れる変化に富んだ景色が続きます。
標高差は全体的に小さく、アップダウンは穏やかで、しっかりとした体力がなくても比較的歩きやすいのが特徴です。

私がアベルタスマンで歩いたルートは、MarahauからAnchorage Bayまでの往復25kmを8時間かけて歩いてきました。
最初の20〜30分ほど登りがある区間もありますが、それを超えるとなだらかな道が続きます。

至る所にビーチがあるので疲れたらビーチを見ながら休憩したり、海に足を入れたりと自分のペースでトレッキングを楽しむことができました。
それなりに歩いたら引き返そうと思っていたのですが、歩きやすいのでどんどんと距離を稼いでしまい、結局往復25kmも歩いていました。

帰りは来た道をそのまま戻るだけなので、変わらない道と景色が続き、後半は飽きてしまいましたがアベルタスマンの美しい海を眺めながらのトレッキングはとても気持ちが良かったです。

  • 干潮時にしか渡れない箇所があるため、潮汐表の確認は必須です。
  • 海沿いなので日差しが強く、特に夏場は紫外線対策が欠かせません。
  • 飲料水は携行するか浄水フィルターを持参しましょう。
  • ウォータータクシーは天候次第で運休することもあるので、スケジュールに余裕を持たせることが重要です。

4. ロイズ・ピーク(Roys Peak)

体力度
おすすめ度
歩行距離:10km〜11km(往復)
標高差:1000m
所要時間:4〜6時間

南島オタゴ地方のワナカに位置するロイズ・ピークは、ニュージーランドのトレッキングスポットの中でも特に「インスタ映え」スポットとして世界的に有名になったルートです。
ロイズピークLookoutから見える、稜線先端に突き出るワナカ湖とマウントアスパイアリングの姿は、ニュージーランドの旅行ガイドブックの表紙にも何度も使われています。

ロイズピークトラックは全体的に登りがきつい道が続きますが、危険箇所もなく、道幅の広い歩きやすい登山道なのでそれぞれ自分のペースで登ってください。

スタート地点はワナカの町から車で西へ約6km約10分、Mount Aspiring Roadを進んだところにあるRoys Peal Track Car Park(標高約320〜330m)です。
駐車場は無料ですが、トラック使用料として1人/$5支払います。
シーズン中は早朝から満車になるため、午前8時前には到着するのがおすすめ。

なお、10月〜11月中旬頃は羊の出産シーズンのため、コースの閉鎖されるので事前にDOCで確認しましょう。

コースは牧場の中を進む一本道で、ほぼ全行程がジグザグの急な登り坂です。

視界を遮る森や建物がなく、登り始めてすぐからワナカ湖とワナカの街並みを見下ろすことができます。
ただし日陰が全くないため、夏場は強烈な日差しと紫外線にさらされることになります。
サングラスや日焼け止めは必須アイテムです。

登り始めから約2時間半ほど歩いた標高約1350m付近で、稜線に差し掛かります。
ロイズピークLookoutへ向かう道が撮影ポイントになります。

看板とトイレが近くにあります。

  • 10月〜11月中旬は羊の出産シーズンのためコーズが封鎖されます。
  • コース全体が牧場を通るため、牛や羊の糞が多く道に落ちています。
    足元に注意しながら歩きましょう。
  • 水場と日陰が一切ないため、暑さ対策と水分補給は忘れずに。
    夏でも頂上付近は冷たい強風が吹くことがあるため、ウィンドブレーカーを必ず持参してください。

5. ロブ・ロイ氷河(Rob Roy Glacier Track)

体力度
おすすめ度
歩行距離:約10km(往復)
標高差:約500m
所要時間:3〜5時間

南島のワナカから車で約1時間20分、マウント・アスパイアリング国立公園内に位置するロブ・ロイ氷河トレイルは、比較的手軽に迫力ある氷河を間近で楽しめるコースとして高い人気です。
ニュージーランドに13ある国立公園の中でも特に雄大な山岳景観を誇るマウント・アスパイアリング国立公園は、まさに南半球のアルプスとも呼ばれる絶景地帯です。

ford

ロブ・ロイトラックのスタート地点となるラズベリー・クリーク駐車場(Raspberry Creek Car Park / Raspberry Flat Car Park)は、ワナカ中心部からマウント・アスパイアリング・ロードを西へ約60km進んだ場所にあります。
道路の終盤約30kmは未舗装のグラベルロードになっており、川を渡る「フォード(浅瀬)」が複数箇所あります。
雨の後は増水して通行不能になることもあるため、事前に道路状況を確認することが重要です。
一部のレンタカー会社はこの道路への乗り入れを禁止しているため、レンタカー契約書も確認しておきましょう。

正直、トレッキングより登山口に辿り着く道のりの方が難関です。

駐車場からまずは平坦な牧草地を歩きます。
牛や羊が放牧されているのどかな風景の中、ロブ・ロイ氷河の雄姿がはるか遠方に垣間見えます。

約15分歩くとウエスト・マトゥキトゥキ川にかかる美しいつり橋(スウィングブリッジ)に到着します。
橋の下を流れる透き通ったエメラルドグリーンの川は絶好の撮影スポットです。
ここがコースの公式な出発点となっており、ここから10kmの往復コースが始まります。

つり橋を渡ると道は森の中へと入ります。
ニュージーランド固有のブナ林(ビーチ・フォレスト)の中を、苔むした岩や根っこを踏みながら登っていきます。
森の中は涼しく、木漏れ日が差し込む美しい環境です。
登りが徐々に急になると、木々の合間から氷河の白い輝きが見え始めます。

このトラックも特に危険な箇所もなく、緩やかな登り坂を道なりに進めば辿り着くことができます。

目の前に広がるロブ・ロイ氷河の圧倒的なスケールと、氷河から流れ落ちる無数の滝、そして切り立つ岩壁のダイナミックな景観は、多くのトレッカーが「ニュージーランドで最も感動した場所」と口を揃えるほどの絶景です。
運が良ければ、轟音とともに氷河の一部が崩落する迫力ある光景を目撃できることもあります。

  • 5月〜11月の冬季は、コースの上部で雪崩のリスクが高まります
  • 運転が不安な人やレンタカーでの制限がある人はワナカからのガイド付きツアーも検討可
  • 川の増水状況によっては道路が通行不可になることもあるため、出発前にDOCや地元のビジターセンターで確認しましょう。

6. シーリー・ターンズ(Sealy Tarns Track)

体力度
おすすめ度
歩行距離:約5.8km(往復)
標高差:約600m
所要時間:3〜5時間

南島カンタベリー地方、アオラキ/マウント・クック国立公園内に位置するシーリー・ターンズは、ニュージーランド最高峰アオラキ(マウント・クック、標高3,724m)とその周辺の壮大な山岳景観を間近に楽しめるトレッキングコースです。

「シーリー・ターンズ」という名の由来は、コースの終点にあるいくつかの高山湖(ターン)にちなんでいます。移動距離は短いですが、約2200段以上の階段が続くことから「天国への階段(Stairway to Heaven)」と呼ばれることもあり、その急峻な登りと息をのむ絶景が相まって、多くのトレッカーが訪れるコースです。

スタート地点は、アオラキ/マウント・クック国立公園内のフッカー・バレー・ロード(Hooker Valley Road)の終点にあるワイト・ホース・ヒル・キャンプグラウンド(White Horse Hill Campground、標高約700m)の駐車場です。
マウント・クック・ビレッジからフッカー・バレー・ロードを約2km走った突き当たりに位置します。駐車場にはトイレやピクニックテーブルがあり、人気のフッカー・バレー・トラック(Hooker Valley Track)とも同じ出発点です。

なお、2025年12月以降は駐車場有料化が導入される予定のため、最新情報をDOCで確認してください。

コースはキア・ポイント・トラック(Kea Point Track)との分岐点まで比較的なだらかに始まります。
最初の500mほどは草地と低木の中を気持ちよく歩ける区間です。

分岐を過ぎると本格的な階段が始まります。
ここからゴールのシーリー・ターンズまで、ひたすら急な階段を登り続けます。
古い枕木を利用した階段は一段一段が高く、かなりの体力を消耗します。
息を切らせながらも振り返るたびに広がるフッカー・バレーとミュラー湖(Mueller Lake)の絶景が、疲れた足を後押ししてくれます。

標高約1,000m付近を過ぎると一時的に斜面が緩やかになり、少し呼吸を整えられる区間があります。
さらに登り続けると視界が大きく開け、アオラキの雄大な姿とマウントセフトン(Mt. Sefton)の氷河が迫力ある景観を見せてくれます。

コース終点のシーリー・ターンズ(標高約1,300m)に到着すると、澄んだ水面に山々が映り込む高山湖が出迎えてくれます。
天気が良ければアオラキの山頂まで見渡せる360度の絶景が広がりますが、私が行った時期ははっきりとマウントクックの姿も見れず、高山湖も凍っていました。

体力と時間に余裕がある場合は、シーリー・ターンズからさらに2時間ほど上のミュラー・ハット(Mueller Hut、標高約1,800m)まで足を延ばすのもおすすめです。
ただし、ここから先は整備された登山道ではなく「アルパインルート」と呼ばれる岩場やガレ場を歩く本格的な山岳ルートとなります。
岩場の登りやガレを進む技術と体力が必要なため、初心者の方はシーリー・ターンズを目標地点とするのが安全です。

シーリーターンズまでも体力が不安な人は、ケアポイントでもマウントクックやマウントセフトンの氷河など雄大な景色を眺めることができます。

  • コース全体を通じて雪崩や落石のリスクがある地形のため、事前にDOCへの確認と雪崩情報(www.avalanche.net.nz)のチェックが必要です。
  • 冬場(5月〜10月)はコースが雪や氷に覆われることがあり、アイゼンやトレッキングポールがあると安全です。下山時は疲れた足で急な階段を下ることになるため、スリップに注意しましょう。
  • マウントクック国立公園一帯は天候が険しく風が強かったり急変しやすい場所なのでレインウェアなど防寒対策は必須です。

トレッキング前に準備しておきたいこと

ニュージーランドのトレッキングを安全に楽しむために、以下の点を事前に確認しておきましょう。

  • DOCのウェブサイトでトレイル情報と天気予報を確認する
  • レインウェア・防寒着・日焼け止めを持参する
  • 十分な水と行動食を用意する(補給ポイントが少ないコースが多い)
  • トレッキングシューズは足首をしっかりサポートするものを選ぶ
  • 人気コースはシーズン中に予約が必要な場合があるので早めに手配する

大自然の中でしっかりと汗をかき、絶景にたどり着いたときの喜びはニュージーランドならではの体験です。

今回紹介したトレッキングコースはどれもニュージーランドを代表するものばかりで初心者でも挑戦しやすいコースばかりなので、しっかりと準備を整えて、一生の思い出に残るトレッキングを楽しんでください。

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