ニュージーランドワーホリ中のしーたです。
ホリデーを取得して3週間のロードトリップをしています。
ニュージーランドには数えきれないほど魅力的なトレッキングコースがあります。
そんな中から選んだのが、Brewster Hut(ブルースターハット)まで登る”Brewster Track”。
※Hut(ハット)とは、山小屋の意味です。
ブルースターハットトレキングの最大の魅力は、自力で氷河の直近まで行けることです。
ニュージーランドには、氷河の上を歩けるツアー体験できますがどれもヘリコプターで氷河まで行き、氷河トレッキングするツアーばかりでどれも高額なツアーになります。(1000ドル以上)
日本では見れない氷河をツアーを使わずに見れるなら行くしかありません!
| 登山ルート | Fantail Falls Brewster Hut |
|---|---|
| エリア | ニュージーランド/ウエストコースト |
| ジャンル | 日帰り |
| 標準時間 | 6時間 |
| 歩行距離 | 5.6km |
| 標高差 | 1000m |
| レベル | 中級〜上級 |
標高差1000mと過酷なブルースターハットまでの道のり


ブルースタートラック入り口は、Fantail Falls駐車場です。
人気のトレッキングルートなのに車が1台しか止まっていない。
少し疑問に思いながら準備します。
その前に、駐車場から徒歩2分にFantail Fallsにも行けるので寄り道。

すぐに最初の難関のハースト川の渡渉。
思っているより、深く安全そうな浅瀬を探します。
ハースト川を超えた先に、ブルースタートラックの入り口があります。

荷物を増やしたくなかったので最初は裸足で渡渉しようと思いましたが、水流が強い上、キンキンに冷たかったので一旦車に戻り、サンダルを履いて再挑戦。
浅瀬を選びましたが、場所によっては膝上くらいまで水に浸かりました。
水温が冷たすぎて30秒が我慢できる状態でしたが、もちろん30秒では川は渡れず、骨まで冷えました。
限界を迎える寸前でなんとかハースト川を渡り切りました。
すぐ登山に進みたかった足の感覚が戻るまで必死に温めてから登山スタート。

川を渡ってからは急勾配の登山道が続きます。
ブルースターハットまで距離は2.8kmだが、標高差は1000mあります。


急勾配な道と前日の雨で登山道が滑るので一歩一歩慎重に進んでいきます。
樹林帯の中を歩くので時々、道がわかりにくいことがありますがオレンジの印を頼りに進みます。


次第に残雪がでてきました。
さらに滑りやすくなり始めます。
ブルースターハット周辺は天候が変わりやすく、登ってる間も晴れ間が出たり曇りったりの繰り返しで心が揺さぶられました。

1時間半ほど上り、ようやく森林限界を迎えます。


景色が開出しましたが標高が上がると景色が一変、雪景色が広がり、すね上くらいまで雪が残っていました。
ここからは雪の上を歩いていきます。
さらに森林限界を迎えると、風も強くなり始めました。

雲の間から周りの景色も見え始め、絶景が広がっていました。
Mt Brewsterを眺めながらハットを目指します。
景色が見始めてはすぐに雲に隠れてしまったのでシャッターチャンスを狙いながら登ります。

ブルースターハットに到着しましたが、一帯が雪景色です。
このハットは有料で宿泊可能で、12ベッドあります。

雪が降ってきて、風が強くなったので一旦ハットの中に避難。
THE山小屋ですが、まだ新しく綺麗でした。

また晴れきたので写真タイム!
岩山と雪のコラボレーションは圧巻でした。

本来なら、ハットからさらに登って、ブルースター氷河を目指す予定でしたが、雪が多すぎて氷河まで辿り着けない(見つけられない)と判断したので下山します。
氷河を見れなかったことは非常に残念でしたが、Mt.Brewsterや周辺の景色は最高でした。
来年の1月帰国前にもう一度リベンジすることを誓い、無事に下山しました。
まとめ
ニュージーランドは日本と季節が逆で、9月は春と言われているが、ブルースターハットのあるウエストコーストはまだまだ冬でした。
どうやら南島は北島より1か月ほど季節が遅れているそうで、ブルースター登山の適齢時期11月からだそうです。
なのでまた夏になったら(1月)にリベンジします。
