【剣山】見ノ越峠からリフトを使わず「剣道コース」と「尾根道コース」し国の百名山へ

日本百名山にも選ばれている徳島県の剣山(つるぎさん)は標高1,955m、西日本では石鎚山に次ぐ高さを誇ります。
山頂からは西日本一美しい稜線と360度の大パノラマが魅力で、登山道が整備されているので登山初心者にも人気の山です。

登山口となる「見ノ越峠(みのこしとうげ)」からはリフトを使って中腹まで行くこともできるが、今回はリフトを使わずに行きは「剣道コース」帰りは「尾根道コース」で登山してきました。

登山ルート見ノ越峠 西島 剣山
エリア徳島
ジャンル日帰り
標準時間4時間30分
歩行距離約5km
標高差535m
レベル初心者
目次

見ノ越峠からの登山ルート

登山ルート

行き(剣道コース)
見ノ越峠(8:00) 西島駅(8:40). 大劔神社(9:10) 剣山山頂ヒュッテ(9:30) 剣山山頂(9:50)

帰り(尾根道コース)
剣山山頂(10:10) 剣山山頂ヒュッテ(10:20). 刀掛の松(10:40). 西島駅(10:50). 見ノ越峠(11:20)

見ノ越峠から西島駅までリフトで行くことができますが、リフトを使わずに登ります。

西島駅から登山ルートを選ぶことができるので行きは剣道コース、帰りは尾根道コースで登山してきました。
登りと下りで違うルートを選ぶのがおすすめです。

見ノ越峠からリフトを使った場合、15分で西島駅まで行くことができます。
(徒歩の場合約1時間)
リフト料金:往復1900円

見ノ越峠登山口

所在地徳島県三好市東祖谷菅生
アクセス徳島市より国道318~県道438号沿
登山口までクネクネの山道が続きます
駐車場無料
第1,第2駐車場があり200台程駐車可能
トイレあり
備考登山口付近に飲食店、宿あり
見ノ越峠第一駐車場
剣山登山口

リフト乗り場と登山口に一番近い第一駐車場はすぐに満車になりますが、平日の朝だったので比較的空いていました。

車道を少し下ると階段がありそこが登山口です。
では、剱岳山頂に向けて登山スタート!

剣山登山レポート

まずはリフト降り場でもある西島駅を目指します。
リフトを使わない場合は、劔神社へと向かう階段が登山口になります。

剣山山頂までは約4kmの道のりです。

西島駅

西島駅までは樹林帯の道が続きます。
途中、リフトが交差するトンネルを通ります。

標準時間は1時間でしたが、スタートして40分で西島駅に到着。
リフトを使えば15分で楽々とたどり着けます。

西島駅から、剣山山頂までのルートは2つありますが登りは剣道コースで登ります。
最短で登りたかったら、尾根道コースだと1時間ほどで山頂まで行けますが、傾斜が急な道が続きます。

剣道コース

大劔神社

剣道コースは、西島駅を背にして向かった先にある鳥居が入口です。
穏やかな道が続くので初心者でも登りやすく、大劔神社など見どころもあります。

御塔石

少し道はそれますが、大劔神社の御神体である御塔石。
あまりの大きさに圧倒されます。

近くには日本名水100選にも選ばれている剣山御神水もあるので時間があれば寄ってみてください。

剣山山頂ヒュッテ(剣山本宮宝蔵石神社

山頂が近くなると傾斜も急になります。
剣山山頂ヒュッテは山頂直下にあり宿泊や食事も可能です。

ヒュッテからの景色も絶景が広がります。
山頂まで250m!

ヒュッテの階段を登ると木道が続いており、後ろには雲海が広がっていました。
雲海の先には瀬戸内海や小豆島も見ることができます。

剣山山頂

剣山山頂

見ノ越峠から登山開始して、2時間で剣山山頂に到着しました。
登山道が整備されているので危険箇所ありませんでした。

平家ノ馬場

源平の戦いに備えて、平家が稽古をしていた場所と言われています。
美しい木道が整備されており、テラスも設置されているのでのんびりと絶景を堪能してください。

次郎笈(じろうぎゅう)

この景色を見るために剣山にきました。
西日本一美しい稜線とされる次郎笈へと続く稜線。

山頂は広々とした草原状で、遮るものがなく大展望が広がります。
西には石鎚山、東には三嶺や四国の山並みを望むことができます。

尾根道コースで下山

刀掛の松

尾根道コースは、絶景の稜線を歩いて西島駅に合流します。
剣山登山の最短ルートになっており、距離は短い分傾斜が急な登山道です。

平家の安徳天皇が従事していた武者が休むために宝剣をかけたとされる場所があります。

そのまま、西島駅に合流して見ノ越峠まで下山して剣山登山終了です。

まとめ

剣山は標高が高いものの、登山道はよく整備されており、危険な岩場や急登は少なめです。
登山時間は往復で3〜4時間程度なので、初心者でも挑戦しやすい山です。ただし標高が高いため、天候の変化や風の強さには注意が必要。

剣山は、見ノ越峠からリフトを使わずに登っても初心者が安心して楽しめる山です。
森の中を歩く「剣道コース」と、眺望に恵まれた「尾根道コース」、どちらもそれぞれの魅力があります。

リフトに頼らず自分の足で登ることで、より達成感を味わえるのもポイント。四国の大自然を満喫できる剣山登山、ぜひ挑戦してみてください。

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